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PERFECT BREATHING
基礎から学ぶ管楽器の「呼吸法・発音法」11.
by Shoichi Kameya

G.アタックの練習

a.アタックの仕組み
 口を閉じて咳をして見てください。声帯でせき止められた息が一気に破裂してアタックとなります。咳と同じように、舌でせき止められた息がはじけて「アタック」となります。アタックは音に命を与えます。アタックは口の中の息だけで、陽圧の舌突きのように行います。息を前に吹き出す感覚があるとコントロールが効かなくなります。普通の舌打ちの逆の「陽圧」の舌打ちの練習が有効です。これにより、ピアニシモでもフォルテシモでも同じアタックで演奏することができます。


b.咳からアタック
鎖骨の真ん中に空洞を作っておき痰を切るように咳払いを、口を閉じたまま行ないます。各音の前で、咳をしてその後発音します。慣れてきたら「陽圧の舌打ち」にて行います。1音1音「はじく」感じで練習します。「2の呼吸」の呼吸で行います。

c.アタックから息にのせて
 最初の音だけはじいて1フレーズで練習します。前の練習と同じく慣れてきたら、「陽圧の舌打ち」にて行います。「アタックされた音」はスッと離れて楽に響くことを体験することができます。「2の呼吸」で行います。

d.音の出だしに迷った時
 音を出す前に下腹を2度引っ込めて息を出してから、3度目の動きの時に音を出してみてください。すっきり音が出ます。いろいろ複雑に絡み合ったトラブルを持つ人は、この練習で、演奏のための意色々なタイミングが合って、「エイッ!」と一気にできるようになることがあります。
 先にお腹を動かし息を、イメージで送り込んでおいてから吹くという方法もあります。吹く前に、横隔膜を一時停止するというテクニックで、何もない空中から物質化が起こるように、引っ張り出すように発音します。発音の瞬間は息が使われる感覚はなく、消費される息もとても少なく感じられます。

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