オンラインブック
PERFECT BREATHING
基礎から学ぶ管楽器の「呼吸法・発音法」10.
by Shoichi Kameya

F.急速なフレーズの練習・敏感な横隔膜の練習

 速いフレーズを演奏する時は、敏感な横隔膜の動きが必要です。犬が大好きな主人を出迎える、とても嬉しそうな息をする時のような、急速な呼吸です。この時、横隔膜は最上部に係留され、「吹き上げ」を受け止めることによる呼気の「コントロール」を行います。

胸郭を上げ、横隔膜位置を上にとり、犬の呼吸の練習をします。吸気と呼気とを急速に出し入れします。

次に、肋間筋を絞る練習をします。練習の前に、胸の前側の肋間筋を絞って、息を吐き切り、力を抜きます。すると「ポンッ」と息が少量、肺に戻ります。この時決して吸い込んではいけません。この、戻った息を絞りながら練習します。少量の息で練習します。敏感な横隔膜の練習です。口の中の息だけで吹く感覚です。横隔膜は高い位置で非常に敏感に反応します。ゆっくり練習して、スムーズな動きを体感してから、すぐに速くする。という練習も有効です。

a.肋間筋を絞る練習(肋間筋の訓練)

 両手で肋骨下部を絞るように「ハッハツハッ」と肋間筋を絞りながら息を吐き、最後に緊張し切ったところを瞬間的にゆるめ「ポンッ」とはじけた感じで息が戻るのを体感します。その戻った少ない息を肋間筋で絞りながら次の練習をします。決して息を吸い込み過ぎてはいけません。

b.同じく肋間筋を絞りながら練習します。

決して息を吸い込んではいけません。

高い位置の横隔膜の敏感な反応の練習です。

c.さらに吸気量を増やして練習します。

この練習は、管楽器の世界ではあまり行われない画期的な練習ですが、危険を伴いますので、適切な指導のもとに練習する必要が有ります。

ページ選択 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
to The Trombone Homepage of Japan


Presented by
TurtleBone Japan ,